2024/01/16 05:03
こんにちは、百歳製造所の整体師/トレーナー RYUTAです。
当店では整体による施術やパーソナルトレーニングを通じて、お客様の健康づくりを行っています。
今日は「トレーニング」についてのお話です😊
トレーニングと聞いてイメージするもの
みなさんはトレーニングと聞くとどんな事を想像されますか?
多くの方は
・ダンベルを持ち上げたり
・ウエイトがついたケーブルマシンを引っ張る
などのような、いわゆる「筋トレ」を思い浮かべるのではないでしょうか?
実際、世の中がコロナ禍に突入して以降、健康や運動することの重要性を認識した人が増え、エニタイムフィットネスやゴールドジムのような運動施設がどんどん拡大しました。
どちらもマシンがたくさん置いてあり”運動=ジムで筋トレ”という雰囲気がここ数年でさらに強固なものになったように思います。
YouTubeやSNSには、筋肉ムキムキのインフルエンサー達によって生み出されたコンテンツが溢れかえっています。
この状況に、プロの運動指導者の一人として警鐘をならしたいのですが、多くの人にとって必要な運動はそのような筋トレではありません。
百歩譲った表現をしたとしても、まだその運動は必要じゃない。そう断言できます。
なぜなら、皆さんがトレーニングときいて想像されるものは「ボディビル理論に基づいたボディビルダーによる筋肥大を目的とした運動」だからです。
運動を通じて筋肉を付けることは非常に重要です。
しかし、そこまでのプロセスには順序があり、まずやるべきことがたくさんあります。
一体それは何なのでしょうか?
モビリティ・ファーストという原理原則
あなたが朝起きてすぐ「今から50m走のタイム測定をします!」と言われたら、どうしますか?
「OK、測ろう!」といきなり走り出しますか?
いや、もしかしたらそういうクレイジーな方もいるかもしれません笑
せめて顔くらい洗いますよね?なんならバナナ一本くらい食べちゃったりもして。
クレイジーじゃない多くの人々は、まずは下半身のストレッチを入念にして、軽くモモ上げもしてみたり、腕も回してみたり、身体をしっかり温めて、そうして50mのタイム測定に臨むのではないでしょうか?
いわゆるウォーミングアップをすると思います。
厳密にいえば、このような準備段階の運動の目的は
・血流を上げて
・心拍数をあげ
・筋温を上昇させ
・関節の可動域を拡大させて
・交感神経を優位にする
そうして、怪我の予防を行うことです。
簡単にいえば人は「身体を動けるようにしてから動く」ということです。
こうして文字にするとすごく当たり前のようですが、人が運動を行う上で、最もパフォーマンスが向上し、怪我のリスクを防ぐための原理原則なんですね。
そして、これを「モビリティ・ファースト」と呼んだりします。
他にも例を出しますね。
目の高さまでしか腕が上がらない人が、バレーのアタックをしようとするとします。
アタックを打つには、腕を頭上まで上げないといけないので
①無理やり腕を上げようとして肩がぶっ壊れる。
②腕が上がらないので、代わりに腰を思いっきり反ろうとして、腰がぶっ壊れる。
のような事が起こってしまいます。
なので、バレーのアタックの前にしっかり腕が上がるような状態を作ってから臨みます。
はい。これが先ほど説明した「モービリティ・ファースト」であり「身体が動けるようにしてから動く」ということです。
つまり、50m走やバレーのアタックにしろ、運動の前には体の準備が必要なんですね。
じゃ、どこまでの運動にそれが必要なのか?
歩行・咀嚼・呼吸ですら運動
お客様に「運動してますか?」と聞くと、多くの方が「してません」と答えるのですが
お店に来た時点で歩行という運動を絶対にしていますし、なんなら、生まれてからずっと呼吸という運動をしているんですね。
といった具合に、実は皆さんが思ってる以上に、運動というのは、もっと無意識的で努力が要らず、些細なレベルのものがたくさんあるんですね。(ほんなら「運動してますか?」なんて質問するな!と自分に思いました笑)
ここで、さっきの「モビリティ・ファースト」「身体が動けるようにしてから動く」のお話に戻ります。
お伝えしたかったのは
・運動の前には必ず準備が必要
・準備により運動パフォーマンスは向上し、ケガの予防になる
ということです。
そして、ここまでの話をすべて踏まえて考えて頂きたいのです。
皆さんは「歩行・呼吸・咀嚼」のような日常的に無意識にしている運動の準備はできているか?という事です。
ほとんどの方がNO!ですよね。(YESだったらすごい!👏)
この人間として、いや、動物として超基本的な運動ですら十分にできていないのにも関わらず「ダンベルを握ったり」「ケーブルを弾いたり」みたいな事を真っ先にやる方が非常に多い。
なんなら、この業界の現状としては、プロと呼ばれる運動指導者のほとんどが「自分が筋トレでムキムキになったから、それをお客様に伝えてお金を稼いでる」という方ばかりです。
そして、パーソナルジムで怪我をしたというクレームが大量発生していて、独立行政法人国民生活センターから注意喚起がされる状態。。。
冒頭に申し上げた「この状況に警鐘を鳴らしたい」というのは、こういった背景が理由です。
健康スタジオ 百歳製造所の運動指導は?
百歳製造所では、先に述べたような運動、基本的な日常動作の改善から行います。
「身体が動けるようにしてから動く」という原理原則に従って運動指導を行いますので、まずは身体が動けるようにしたい。
だから「整体」を主なサービスとして提供し、その上で運動指導を行なっていく。
これがコンセプトページに書いてる内容で
「硬い」をほぐして「弱い」を鍛える
しなやかで健康的な動ける身体づくり
ということなのです。
もっと具体的に知りたい方は、通われているお客様向けの復習用動画を無料で見ることができます。
こちらからご覧ください。
もうタイトルが答えになっていたのですが「体操以上、筋トレ未満」の運動指導が
どういうことか良く分かるかと思います。
実際に、整体や運動指導を行うパーソナルセッションを体験してみたい方は、お得な初回体験をご利用ください😊
では、また!